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大連生活

大連の現地事情

自然・社会的背景
 (1)気候
    三方を海に囲まれた海洋性気候です。しかし,日本に比べると雨が少なく乾燥しています。また,秋から春にかけては風が強いことが多く,街全体がほこりっぽいです。同じ緯度の内陸部に比べると若干暖かいですが,それでもやはり,冬は寒さが厳しいです。朝夕は−10℃前後,日中は0℃前後という日が多く,雪はめったに降りません。ただし,ひとたび降るとすぐに凍りついてしまうので,車が走れない状態になることもあります。海が近く冬は乾燥した強風が吹くため,実際の気温以上に寒く感じます。
 (2)風土
    社会主義体制を保ちながらも資本主義市場原理を取り入れはじめ,時代の大きなうねりの中にいる中国。中でも経済開発区として外資企業の進出・自由市場の活況著しい大連の変化は目を見張るものがあります。デパートは新築改装ラッシュで,数カ月経っただけで品揃えや街の景観は一変してしまうほどです。少し古い生活情報を頼りにすると,戸惑うこともあります。街行く人は,色彩豊かなファッションに身を包み,商店には物があふれています。 大連は,日本人になじみのある土地柄で,対日感情は良い方です。普通 に生活し,相手を尊重する態度で接していれば,友人として温かく付き合えます。「中国の人々のやり方・考え方」も文化や歴史的背景の中で培われたものとして認められるようになりたいものです。
 (3)言語
    大連では「普通語」が使われています。幸い漢字を用いての筆談で最低限の意思の疎通は可能ですので,当面の生活は心配ないのですが,ある程度の基礎があれば上達も早いです。こちらでも中国語学習のためのテキストはありますが,ほとんどが英語表記のものです。日本語表記のものが数種類(会話中心、文法中心、その他)あると便利です。また辞書についても,日中・中日辞典の両方があると便利です。
 
医療と健康
 (1)概況
    飲料水に関しては,生水は飲めません。水道水を一度沸騰させてから飲むことになります。駐在員の一般的な家庭では,ミネラルウォーター給水機を使用することが多いようです。
    歯の治療については,簡単な治療はこちらでされている方もいます。日本語の通じる歯科医院もあります。しかし,基本的には日本で治してこられる方が多いようです。
    また,奥さんの出産を控えていらっしゃる方もあるかもしれません。こちらでの出産は不可能ではありませんが,意思疎通や文化の違いなどを考慮して帰国して出産される方が多いです。
 (2)日本人が主に活用している病院
      ◇中心医院(日本人の医師がいます)
      ◇大連医科大学付属第一医院
      ◇児童病院
      ◇造船病院(骨折の際などに利用します)
 (3)常備薬の準備
    持病のある方は,それようの薬を用意してくると良いでしょう。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭には,小児用咳止めや解熱剤,下痢止めの薬などが多めに必要かと思います。小児用の薬はお子さんの健康状態によって,すぐに底をついてしまう可能性もあります。解熱剤などは,市販の薬よりもかかりつけの病院で処方してもらえる抗生物質入りのものなどを余分に持ってこられるとよいでしょう。
 (4)予防接種
    各御家庭で判断していただくことになりますが,接種しておいた方がよいものはA型肝炎,B型肝炎,狂犬病,破傷風でしょう。B型肝炎については,3回打ってやっと多くの人に抗体ができるのだそうですが,その効 き目も2年たらずで切れるそうなので,こちらへ来られる前にお近くの医療機関へ相談されるとよいでしょう。
    予防接種については乳幼児のお子さんへの三種混合なども含めて学校で実施することはありませんのでご注意ください。
 
子どもの教育
   次に大連での日本人のお子さんの教育手段についてお知らせします。
   ◎0歳〜2歳…ご家庭で面倒を見た方が良いでしょう。中国は,両親共働きなので託児所がありますが,日本人
             で預けている方はいません。日本の私立幼稚園もあります。3歳〜5歳児を受 け入れているよう
             です。
   ◎3歳〜5歳…その年の4月1日現在で満3歳に達しているお子さんは,大連日本人学校に併設している幼稚園
             に入園することがで きます。入園金は4000元で,月謝は年少3000元,年中・年長2300元で
             す。年度の途中で3歳の誕生日が来ても,年少児として、その年度の中途入園はできません。こ
             れには例外がありませんのでお気をつけ下さい。
             また,中国の幼稚園には3歳〜6歳までの子どもが通うこ とができます。
   ◎6歳〜14歳…大連日本人学校に入学することができます。現在小1〜中3までの児童・生徒が通っておりま
             す。入学金は8000 元で,授業料2400元です
   ◎15歳〜18歳…インターナショナルスクールもあります。中学卒業後は日本へ帰る子どもと現地校へ進む子が
              います。
   ◎18歳以上……大連外国語学院に通って,中国語を習っている人も多いよ うです。
 
家庭での教材
 (1)書籍
    日本の本については,ほとんど手に入れることはできません。家庭学習用の教材やお子さんの本などについては,帰国した際に購入したり,実家 などから送ってもらう,あるいは専門業者を利用する方法が一般的です。
    雑誌や小説などを読むのも気分転換になります。文庫や新書,趣味の本などを多めに持ってこられることをお勧めします。こちらに来てからも,OCSに頼んで輸送してもらうことができますが,料金のは1年分前払いです。
 (2)映像
    中国のテレビ受信方式はPAL方式です。日本人居留区では,NHKや香港のStar Channel,CNNなどが映るところもあります。また,中央電視台や大連TVなど,地元の番組も映ります。
    ビデオについてですが,大連ではあまり見かけません。VCDやDVDが主流 になっているからです。日本からビデオテープを持ってこられる場合は,ビデオデッキも持ってこられた方がよいかもしれません。
    DVDプレーヤーは,日本と中国ではリージョンコードが違いますので日本製では中国のDVDが見られない可能性がありますので注意して下さい。
 
携帯品
    たいていのものが手に入ります。少々高価ですが日本製や外国製の商品も手に入れることができます。ただし,品切れになってもすぐに補充されないことが多く,欲しい時に欲しい現物を買えないこともあります。基本的には「日常生活で使っているものはそのまま持ってくる」「消耗品は2〜3か月分持ってくれば困らない」というところです。また消耗品のほとんどは2〜3か月もすればご自分でも購入できるようになると思います。
    携帯品を準備されるときの方針として「A:なるべく現地で調達する」 「B:なるべく日本から持っていく」というものがあります。どちらにしても一長一短ありますが,それはご家族で相談されるとよいでしょう。
    最後の手段として,日本の実家から援助物資として後からいろいろ送ってもらうという手もあります。ただし,これは中身より送料の方がかかるくらいです。早く現地に適応して,現地のものだけで生活できるようになることをお勧めします。
 
通信事情
   手紙や小包は,航空便で約1週間でこちらに着きます。こちらから日本 にも送ることは可能です。(5kgで300元ほど)
 (1)国際電話のかけ方(例として)
     [日本→大連] 
      ◇◇86(中国)−411(大連)−相手の電話番号
          日本で安い国際電話会社に加入しておくのもお勧めです。

     [大連→日本] 
      ◇◇81−最初の0を除いた日本の市外局番−相手の電話番号
     (例)092−861−2964の場合,
        0081−92−861−2964となります。
        なお,料金は1分間12.7元(約190円)程度です。
 (2)郵便
      ・中国では、使用できる封筒が指定されているため,日本から特に買ってくる必要はありません。
      ・便せんは中国製のものも売っていますが,紙の質は日本のものほどではないので,薄手で良質のものを日
       本から持ってきた方がい いと思います。
      ・絵はがきはありますが,官製葉書はありません。